開演時刻になり、正面のモニターにて今回のイベントに登場する出演者の紹介映像が流れた。その直後、ステージ上では煙幕と光のなかから山下健二郎、そして岩谷翔吾、澤本夏輝、松井利樹の4人が登場。拍手や歓声が上がるなか、山下は『山下健二郎のZERO BASE presents 山フェス2023～YAMASHITA BEAT CAMP～』とタイトルコール。岩谷が「過去3回と同様、オーガナイザーとして健二郎さんがキャスティングから企画まですべてをプロデュースしていて」と話し始めると山下が「芸人さんのギャラまで決めていますから」と笑いを誘った。続けて岩谷が「健二郎さんが好きな芸人さんやミュージシャンの方を呼んでネタやライヴを行っていただきます。毎年、健二郎さんが今ハマっているものをステージ上で何かしらの形で表現していこうというテーマでやっているイベントです」と説明。「皆さん今日は本当にラッキーですよ、すごいものが見られます！」と山下の言葉に観客の期待も高まっていく。
アタック映像が流れ、登場したのはPSYCHIC FEVER。「RICH & BAD」「Spark It Up」「Choose One」「To The Top feat. DVI」の4曲を立て続けに披露し、フレッシュで勢いのあるパフォーマンスを見せつけた。そのあと、山下がゲストと「やってみたいこと」を一緒にやっていく『健二郎！ ゲストと○○やってみた！』というミニコーナーも設けられ、PSYCHIC FEVERとはTikTokを撮影。PSYCHIC FEVERに教えてもらいながら、「To The Top feat. DVI」のダンス動画に挑戦した。撮った映像はPSYCHIC FEVERの公式TikTokアカウントにアップされることに。山下は「夢がかなった！ ありがとう！」とPSYCHIC FEVERを送り出し、「あとでTikTokのアプリ取るわ！」という発言に「そこからですか？！」と総ツッコミが入る場面も。次のお笑い芸人たちのセクションでは、山フェス皆勤賞のコロコロチキチキペッパーズ、「キングオブコント2022」の王者・ビスケットブラザーズがネタを披露。ここでの『健二郎！ ゲストと○○やってみた！』は、2組に山下が加わって大喜利を行った。「会議でボツになった山フェスグッズとは？」というお題で、最後のビスケットブラザーズ原田の「K・U・N・S・E・I」の回答で会場中の笑いをかっさらっていった。
次に登場したのは、DJ DARUMA。久しぶりの観客とのコール&レスポンスに「鳥肌が立った」と感激した様子。「T.O.K.Y.O.」のおみこしダンスをオーディエンスにレクチャーし、曲が流れるとそのダンスで会場が一体となった。ここからはメキシコから遥々やってきた山下健二郎似の外国人タレントのK.G.LOWもステージに。アニメ『スラムダンク』の曲「君が好きだと叫びたい」と「世界が終わるまでは…」を歌い上げた。「明日があるさ」を歌っている最中には「スペシャルゲストをお呼びしています！ ダウンタウンの松本人志！」と松本人志似のJPが現れるなど、スペシャルなコラボステージで観客を楽しませた。イベントも終盤に差しかかると、今回の最大の見せ場である山下のギター初演奏へ。映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング曲の10-FEETの「第ゼロ感」をエレキギターで弾き、会場は大いに盛り上がった。そして、パートナーを務めた3人がステージに再び現れ、4人でパフォーマンスを披露。キレのある圧巻のパフォーマンスで観客を魅了。
