2025.1.14

こんなところで裏切り飯 〜嵐を呼ぶ七人の役員〜
志田彩良×伊武雅刀×前田拳太郎

  • フリー
連続ドラマ『こんなところで裏切り飯 〜嵐を呼ぶ七人の役員〜』が1月15日より放送スタートとなる。地元名物の影に隠れた、「一見、どこでも食べられるような料理」。どこで食べても変わらないように見えるが、予想を裏切り、期待を裏切らない絶品飯、それが『裏切り飯』。今作は、全国各地の『裏切り飯』を通して、登場人物がそれぞれ成長していく、ハートフルグルメストーリーだ。今回、W主演の小野寺真理子役の志田彩良さん、榊原総一朗役の伊武雅刀さん、そして新たに加わった新庄役の前田拳太郎で鼎談が実現。ドラマの魅力や食に関することについてさまざまなトークを繰り広げた。

2024年1月に中京テレビで放送されていたドラマ『こんなところで裏切り飯』が、全国版となり、ドラマ『こんなところで裏切り飯 ~嵐を呼ぶ七人の役員~』として2025年の1月から放送されます。放送から1年という早さで、さらに全国版としてパワーアップすることを聞いたときの心境を教えてください。



志田彩良(以下志田):まさかこんなにもすぐに全国版となり帰ってこれるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。ただ、何よりも先に“今回はどんな裏切り飯に出会えるのだろう”と、おいしそうなご飯が頭に浮かびました(笑)。

伊武雅刀(以下伊武):この撮影でおいしいものをたくさん食べることはできるのですが、監督が「リアクションはややオーバーめに」「もうちょっとうれしそうな顔で食べて」と、グサッとくるコメントを言うんですよ(笑)。

一同:(笑)

伊武:何度も何度も食べておいしそうなリアクションをするのは大変ですが、それを見ておいしそうと思ってもらえるのであれば、役者冥利に尽きますね。それに、温かい湯気が出ていたほうがおいしく見えるので、何度も何杯も食べるんです。これはグルメドラマの宿命なので、今回も覚悟を持ってクランクインしたいです(笑)。

そこに今回から前田さんが参加されます。



前田拳太郎(以下前田):僕はおいしいものが食べられるということにワクワクしていたのですが、今のお話を聞くと大変なこともあるんだなと……。でも先輩おふたりからいろいろ勉強させてもらいながら、楽しめたらいいなと思っています。僕自身、食べることが本当に好きなので今から楽しみです。

何度も食べる撮影も楽しみですね。



前田:いっぱい食べられるってことですもんね!

一同:(笑)

前作で食べておいしかったメニューを教えてください。



志田:全部おいしかったのですが、なかでも愛媛県松山市で食べた、『タベルナ ラ・セーラ』さんのグラタンが本当においしくて、未だに忘れられないんです! これを食べるために松山に行きたいと思うくらいにおいしかったですね。またいつか食べに行きたいです。

伊武:僕も全部おいしくいただきましたが、秋田県秋田市にあるナポリピッツァ専門店『ZECCHINI PIZZA bancarella』さんのピザがおいしかったよね。(市民市場の中に)一軒だけポツンとあったのですが、本場の味が味わえたんです。

志田:おいしかったですね! あとは、『だしまき玉子専門店 卵道(ランウェイ)』さんのだしまき玉子もおいしかったです!

伊武:かなり夜も更けた時間にたくさん焼いてくれたんだよね。

前田:今お聞きしているだけでも、早くクランクインしたいなという想いがこみあげてきました! どんな裏切り飯に出会えるのか、すごく楽しみです!

今回から参加する前田さんは、どのような役柄なのでしょうか?



前田:僕が演じるのは、伊武さんが演じる榊原(総一朗)社長と、秘書課の(小野寺真理子役の)志田さんの部署に異動してきた現代っ子という、クセのあるキャラクターです。常に“タイパ(タイムパフォーマンス)”を意識していて、ご飯にあまり興味がなくて。ただ食べられればいいというくらいの感覚の人が、裏切り飯と出会って、どう変化していくのかが僕も楽しみです。それに、食に興味がない人がおいしそうに食べていたら、絶対によりおいしく感じると思うので、観てくれた方たちにおいしさがより伝わるように演じたいと思っています。

志田:今までは同世代の男性キャストがいなかったので、また違った雰囲気の「裏切り飯」になるのかなと楽しみにしています。

前田:新しい風を吹かせられるように頑張ります!

志田:川島潤哉さんが演じる課長がとてもおもしろいので、前田さんと絡んだときにどんな雰囲気になるのかがすごく楽しみです。

楽しみにしています。食がテーマのドラマですが、皆さんの日頃の食のこだわりを教えてください。



伊武:朝起きたときに、「今日は何を食べようかな」と考えるのが人生の楽しみになっています。朝は果物とコーヒーだけなのですが、そのぶん、昼と夜はしっかりと食べるので、朝のうちにメニューを決めます。

前田:昨日は何を食べられたんですか?

伊武:昨日は……大根飯だな。自分で育てた大根をいちょう切りにして、ごま油と薄口しょうゆをかけて火をつけてたくだけなのですが、すごくおいしいんですよ。お昼は十割そばを茹でて、ここでも大根をおろしておろしそばにして食べました。大量に大根を消費しています(笑)。

ご自宅で育てている大根であればおいしさも格別ですよね。



伊武:そうですね。それに、野菜はとれたてがやはりおいしいので、新鮮なうちに食べるよう、多少無理もしています(笑)。

志田:私は食べたいものを我慢せず、食べるようにしています。夜中でも家系ラーメンや牛丼を食べたくなったら食べますし、急にパスタを作ることもよくあります。

伊武:太らないの?

志田:「太ってきたな」と感じると少し食事を抑えることはありますが、普段はあまり気にしたくないんです。というのも、食べないほうがストレスで太る気がしていて……。私の父が「食べたいものを食べて死にたい」とよく言っているのですが、とても共感しています。もし今日食べたいものを我慢して、明日命を落としたら絶対に後悔すると思うので、食べたいときに食べたいものを食べようと決めました!(笑)

このキャスティングはかなり的確だったようですね(笑)。



志田:そうだとうれしいです(笑)。

前田:僕も基本的に食べたいものを食べるようにしているのですが、何も意識をしないと毎日ラーメンを食べてしまうので、最近は週に一度だけラーメンを食べると決めています。すると、ラーメンが10倍くらいおいしく感じたんです! これもありだなと思いつつ、最近は魚も食べるようにしていて。どうしても肉を選びがちなのですが、健康を考えてバランスよく食べるようにしています。

伊武:旬のものを食べるといいよ。秋ならサンマがおいしいですしね。僕はよく市場に行って買い物をするのですが、そこで意外なものとよく出会います。最近では“ニシン”が売っていたので焼いて食べたり、かば焼き風にして食べてみたら、すごくおいしかったです。脂が乗っていてすごくおいしいですよ。

前田:ニシン、食べてみます!

最近であった裏切り飯は?



志田:私には大好きなラーメン屋さんがあるんです。そのお店は具材がすべてオーガニックなので、「カロリーが抑えられていて太らないラーメン」と店主の方がおっしゃっていて。お休みの日と営業日が重なると、必ず行くくらいハマっています。

前田:2024年は地方に行く機会が多かったのですが、なかでも名古屋で食べた鴨料理がすごくおいしかったです。そこでは刺身をはじめ、いろんな調理の仕方で出してくれて、どれもすごくおいしかったです。また食べに行きたいです。

では、最後に全国版となった今作の魅力を教えてください。



伊武:食は人間にとっていちばん大事なものです。おいしいものを食べると素直になれますし、ハッピーにもなれます。さらに今まで抱えてきたものを食で払拭できることもあるんです。それが今作のテーマだと思いますし、僕もおいしそうに食べるので、楽しんでください。

志田:新しいキャストの方々が加わり、“クセ”の強い7人の登場人物が毎回登場する今作でも、「裏切り飯」がきっかけとなって揺れ動く心情を描いた人間ドラマが繰り広げられます。なによりも各地の裏切り飯を楽しんでほしいですし、近くに行った際は、実際に食べてみて、“裏切られてほしいな”と思います!

前田:僕はグルメドラマに挑戦するのが初めてなのですごく楽しみです。実際にワクワクしている様子が画面から伝わればいいなと思っていますし、クセの強いキャラクターなので、また新しい雰囲気を出せたらいいなと思っています。僕自身、腹ペコの状態でドラマの撮影に行くので、お腹を鳴らしながら、おいしそうに食べている姿を見ていただけたらうれしいです!


DRAMA information
『こんなところで裏切り飯 〜嵐を呼ぶ七人の役員〜』
中京テレビ・日本テレビ系全国ネット 水曜プラチナイト 毎週水曜 24:29~24:54
2025年1月15日(水)スタート TVer見逃し配信あり
出演/志田彩良、伊武雅刀、前田拳太郎 ほか
監督/宮岡太郎、田中章一、多次見隼斗
脚本/ガクカワサキ、奥山雄太、福谷圭祐
制作/CTV MID ENJIN
制作協力/MMJ
制作著作/中京テレビ

photography_塩崎亨
styling_山本隆司(style³)[志田彩良] ,石橋修一[前田拳太郎]
hair&make_高取篤史(SPEC)[志田彩良] ,yuto[前田拳太郎]
text_吉田可奈

【衣装クレジット】
前田拳太郎_《LAD MUSICIAN》のジャケット¥60,500、シャツ¥35,200、パンツ¥28,600(すべてLAD MUSICIAN HARAJUKU)

【お問い合わせ先】
LAD MUSICIAN HARAJUKU
03-3470-6760