GENERATIONSメンバープロデュース楽曲配信プロジェクト『PRODUCE 6IX COLORS』第3弾は白濱亜嵐プロデュース「Two Steps Back」。Ariana GrandeやLE SSERAFIM、Backstreet Boysなど世界的なアーティストのプロデュースや作詞を手がけるSHINTARO YASUDAをサウンドプロデューサーに迎え、繰り返されるフレーズやリズミカルなビートが恋愛の駆け引き、相⼿との距離感を象徴的に表現し、切ない想いを描写した本楽曲は、GENERATIONSの新たなカッコ良さを魅せる一曲となっている。普段からさまざまなプロデュースを手がける白濱亜嵐が新たに放つGENERATIONSの魅力とは。
まず「一緒にやっておもしろい人は誰だろう」というところから考えました。自分で作詞作曲するパターンも含めていろいろ考えていたんですけど、第1弾、第2弾の(中務)裕太くん、(片寄)涼太が王道のJ-POPで来るかもしれないと思ったから、だったらまったく違うものをやったほうがいいなと思って。じゃあ誰がいいかなと思ったときにSHINTARO YASUDAという友達が思い浮かんで、「こいつしかない」と思って連絡をしました。
そうですね。あと、もともと自分が好きだったアメリカの90年代後半から2000年代頭くらいの曲をやりたいというのは思っていたんです。それがこのタイミングでできたらという感じですね。
僕が初めにグランドデザインを描いて。レファレンスもいくつか持って、BPMも決めて、歌詞の世界観も、発想のもとになるようなものをすべて投げました。
はい、そうですね。
ざっくり「なんかカッコいいことをやりたい」ということからでした。自分が踊ってモテそうな曲を作りたいなって(笑)。あとはヒップホップっぽいことはやりたいけど、ジェネはヴォーカルがふたりだからラップじゃなくてちゃんと歌声の表現ができるようなメロディにしたいというようなことは考えましたね。
友情価格でやってくれました!(笑) だって有名プロデューサーですよ? 正規ルートでいくと、本当に予算ギリギリで……。「お友達価格でお願いします」と言ったらしてくれました(笑)。でもこれって海外のアーティストでは“あるある”なこと。横のつながりで曲を作って、それをリリースするっていう。日本だと、レーベルが主導権を握ることが多いので、そうじゃなく、友達同士で「この曲めっちゃいいじゃん!」みたいなノリで出せたのも良かったなと思いました。
そうなんですよね。なんか今回は“ジェネを使って遊ぶ”みたいな感覚で。しかもダンスミュージックじゃないっていうのもいいですよね。「ダンスミュージックもいいかな」と思ったんですけど、それっていつでもできるなと思っちゃって。ジェネでもいつか、ゴリゴリのダンスミュージックをやりたいんですけど。
モテたいから!(笑) いや、でも意外とこういう曲調をやってないなと思って。曲先行でバズってほしいなと思ったんですよ。「なんだ!? この雰囲気のカッコいい曲は」というところから入って「蓋を開けてみたらGENERATIONSだった」という形でグループを知ってもらいたいと思った。今って、好きなものを自分で選べる時代だからこそ、ブームを作りづらいじゃないですか。昔だったらテレビで流行っているものがそのままブームになることが多かったけど、今はSNSがあってなかなかブームを作りづらい。だからファンの人以外が、わざわざ「GENERATIONS」って検索することってなかなかない。そう思ったときに、曲きっかけでGENERATIONSにたどりついてもらえたらいいなと思って「この曲カッコいい、なんだこれ!?」を目指したいなと思いました。
とりあえず「英語だから頑張ってくれ」と(笑)。実際、全編英語で大変だと思ったので。英語と日本語を半々にするアイデアもあったんですけど、海外の人からすると、英語と日本語が混ざっている曲ってダサく感じるらしくて。それを聞いて、ダサいのは嫌だなと思ったので、思い切って全編英語詞にしてみました。
「頑張るわ」みたいな感じでたね。龍友くんは留学に行っていたから、英語力も、英語による表現力も格段に上がっていたし、涼太も賢いですし、英語詞にして良かったなと思いました。
一瞬だけ。一瞬だけ立ち会って、なんか大変そうだなと思って帰りました(笑)。ヴォーカルのレコーディングって、それぞれの空気感もあるだろうし。本当に「英語だからよろしく」っていうのだけ伝えて、あとは口出しせず、ふたりに任せました。
本当にいい曲になったなと思いました。あと、仕上げのマスタリング作業を、いつもソロとかPKCZ®で頼んでいるイギリスのチームにお願いしたんです。だから今までのジェネの曲と比べて、サウンド感もより海外仕様になっているんですよ。
はい。だからもしこの6ヵ月連続配信の曲を1枚のアルバムにしたら、「Two Steps Back」だけ明らかに浮く。だから今まではやらなかったんですけど、こういう1曲1曲ずつのプロジェクトだったらいいんじゃないかなと思って。
いや〜、この曲、パフォーマンスもカッコいいんですよ! 振り付けは、裕太くんプロデュース楽曲「True or Doubt」の振り付けもやっているMacotoくんが作ってくれたんですけど、いい感じにカッコ良く仕上げてくれて。でもすごく難しくて覚えるのが大変そうだから、もうちょっと短くしておけば良かったなと思いました(笑)。
僕はシティポップも好きでよく聴いたり調べたりするんですけど、最近はアジア圏でシティポップのリバイバルが流行っていて。アジア圏のシティポップでは、こういうタッチのアニメーションのビデオがすごく増えているんです。そこにはディスコの描写もよく出てくるので、この曲をそういうビデオにしたおもしろいんじゃないかなと思いました。
めっちゃいいですよね? しかもビデオの中に出てくるディスコは年代もこだわっていて。バブル期のディスコではなくて、バブルが弾けたあとのディスコなんです。
そうそう、だから人も少なくて。
いや、完全にイメージで。曲とリリックビデオは別物だと思って作りました。
ラスサビの転調ですね。ラスサビで半音上げるってJ-POP古来のやり方なんですよね。こういうアメリカンな曲ではあまりやらない手法なので、この曲にそれがあるのがおもしろいなと思って入れました。
いや、完全におふざけです(笑)。「洋楽なのにラスサビで半音上がるんかい!」っていうのがおもしろいなと思って。
はい。自分のいろんな引き出しを使って表現しました。
いろいろな理由で形になっていないものも多いんですが、アイデアは出しています。でも僕の中ではこの曲を出すということが、いちばんのプロモーションになると思っていて。ジェネにこういう曲のイメージってないじゃないですか。こういう曲がないわけじゃないですけど、前面には出してこなかった。だから“こういうGENERATIONSもいるんだよ”というのを世間に伝えるきっかけになるんじゃないかなって。
そうなんですよ。たぶん世間のイメージは、GENERATIONSってバラエティでおちゃらけてるという感じだと思うので、こういうカッコいい曲もやるんだよっていうのを、聴いた人の頭の中に残すことができればと思っています。
おもしろいと思います。曲を作ったことのないメンバーもいるじゃないですか。だからこそできるものもあるし、そういうものをしっかり予算をかけてできるというのがすごくいいことだなと思います。
涼太と蔦谷好位置さんにつながりがあったことには驚きましたね。しかも何年も前からって……。裕太くんが花村想太くんと仲いいことも知らなかったし。ほかのメンバーの交友関係が浮き彫りになりました(笑)。
毛色が違うので……、まぁ裕太くんの曲のほうが売れはすると思います(笑)。でも「Two Steps Back」は何かのきっかけがあれば大爆発する“博打曲”だと思うので。TikTokでも、簡単に真似できる手振りとかはやらずに、普通にダンス動画を上げようかなと思っています。
はい。曲の力を信じた結果、大スベりする可能性もありますけど(笑)。作りながら「得意なダンスミュージックビデオにしておけば良かったかな」って悪魔の囁きが何度か頭をよぎったんですよ。もっとバカ騒ぎできる曲のほうが良かったかなって。でもそれはいつでもできるし、せっかくだったら想像つかないことをやらないと意味がないなと思って作ったので、たくさんの人に聴いて、踊ってもらえたらうれしいです。
そっちはもうゴリゴリのダンスミュージックです。本当に純度の高いダンスミュージックアルバムで。歌のない曲もありますし、LDHでここまでダンスミュージックに特化したアルバムは初めてだと思います。そういう意味では新たな挑戦です。今までは、DJというものを、遊び半分、自分の楽しみ半分みたいな気持ちでやっていたんですけど、これからはこれを職業にしていくという気持ち。その気合いがこもったアルバムです。「curious」というタイトルは、好奇心という意味を持つ単語。これまで“好奇心”というものを信じてやってきたからこそ、今があると思っていて。そういうメッセージも込めたアルバムになっています。
ダンスミュージックのメディアを作りたいと思っていて。それはサイトなのか、雑誌なのか、そのあたりはわからないですけど、メディアを作ることで若いDJが世界で活躍できるようにしたい。そうやって日本でのベースミュージック、ダンスミュージックのシーンを大きくする立役者になれたらと思っています。
最近ピアスの穴を増やしました! もともと左右にひとつずつだったんですけど、耳たぶにひとつと軟骨ふたつを増やしました。一気に3個。ノリで(笑)。これからはあんまり開けすぎないように気をつけないと(笑)。なんか最近、そういう自分に関わることに興味を持ち始めたんですよ。美容とかもそこまで気にしていなかったんですけど、アジアツアーで肌荒れしちゃってから気にするようになって。今では美容外科に2週間に1回行っています(笑)。
Photography_塩崎亨
Text_小林千絵
Degital Single Information
NOW ON SALE
▼「Two Steps Back」 Lyric Video
https://t.co/Izsyg5ubtH
▼Steaming / Download
https://generations.lnk.to/twostepsback

『PRODUCE 6IX COLORS』第3弾は亜嵐さんのプロデュース曲「Two Steps Back」ですが、どういう曲を作ろうと思って作り始めたのでしょうか?
まず「一緒にやっておもしろい人は誰だろう」というところから考えました。自分で作詞作曲するパターンも含めていろいろ考えていたんですけど、第1弾、第2弾の(中務)裕太くん、(片寄)涼太が王道のJ-POPで来るかもしれないと思ったから、だったらまったく違うものをやったほうがいいなと思って。じゃあ誰がいいかなと思ったときにSHINTARO YASUDAという友達が思い浮かんで、「こいつしかない」と思って連絡をしました。
中務さん、片寄さんのおふたりがJ-POPを作りそう、ということを想像して。
そうですね。あと、もともと自分が好きだったアメリカの90年代後半から2000年代頭くらいの曲をやりたいというのは思っていたんです。それがこのタイミングでできたらという感じですね。
ではYASUDAさんと一緒に曲を作ると決めて、そこからどうやってふたりで制作を進めていったのでしょうか?
僕が初めにグランドデザインを描いて。レファレンスもいくつか持って、BPMも決めて、歌詞の世界観も、発想のもとになるようなものをすべて投げました。
「あとは調理してもらうだけ」みたいな状態で。
はい、そうですね。
亜嵐さんのなかで、曲のイメージや世界観はどうやって決めていったのでしょうか?
ざっくり「なんかカッコいいことをやりたい」ということからでした。自分が踊ってモテそうな曲を作りたいなって(笑)。あとはヒップホップっぽいことはやりたいけど、ジェネはヴォーカルがふたりだからラップじゃなくてちゃんと歌声の表現ができるようなメロディにしたいというようなことは考えましたね。
YASUDAさんとのやりとりで印象的なものありますか?
友情価格でやってくれました!(笑) だって有名プロデューサーですよ? 正規ルートでいくと、本当に予算ギリギリで……。「お友達価格でお願いします」と言ったらしてくれました(笑)。でもこれって海外のアーティストでは“あるある”なこと。横のつながりで曲を作って、それをリリースするっていう。日本だと、レーベルが主導権を握ることが多いので、そうじゃなく、友達同士で「この曲めっちゃいいじゃん!」みたいなノリで出せたのも良かったなと思いました。
しかも、それを亜嵐さんのソロではなく、GENERATIONSでやるというのもまたいいですよね。
そうなんですよね。なんか今回は“ジェネを使って遊ぶ”みたいな感覚で。しかもダンスミュージックじゃないっていうのもいいですよね。「ダンスミュージックもいいかな」と思ったんですけど、それっていつでもできるなと思っちゃって。ジェネでもいつか、ゴリゴリのダンスミュージックをやりたいんですけど。
でも逆にこういうタイプの曲も、いつでもできるといえばできると思うんですけど、今回のタイミングでやってみたのはどうしてだったのでしょう?
モテたいから!(笑) いや、でも意外とこういう曲調をやってないなと思って。曲先行でバズってほしいなと思ったんですよ。「なんだ!? この雰囲気のカッコいい曲は」というところから入って「蓋を開けてみたらGENERATIONSだった」という形でグループを知ってもらいたいと思った。今って、好きなものを自分で選べる時代だからこそ、ブームを作りづらいじゃないですか。昔だったらテレビで流行っているものがそのままブームになることが多かったけど、今はSNSがあってなかなかブームを作りづらい。だからファンの人以外が、わざわざ「GENERATIONS」って検索することってなかなかない。そう思ったときに、曲きっかけでGENERATIONSにたどりついてもらえたらいいなと思って「この曲カッコいい、なんだこれ!?」を目指したいなと思いました。
なるほど。ヴォーカルにはどんなオーダーをしましたか?
とりあえず「英語だから頑張ってくれ」と(笑)。実際、全編英語で大変だと思ったので。英語と日本語を半々にするアイデアもあったんですけど、海外の人からすると、英語と日本語が混ざっている曲ってダサく感じるらしくて。それを聞いて、ダサいのは嫌だなと思ったので、思い切って全編英語詞にしてみました。
この曲を受け取った数原さん、片寄さんはどのような反応でしたか?
「頑張るわ」みたいな感じでたね。龍友くんは留学に行っていたから、英語力も、英語による表現力も格段に上がっていたし、涼太も賢いですし、英語詞にして良かったなと思いました。
レコーディングには立ち会われましたか?
一瞬だけ。一瞬だけ立ち会って、なんか大変そうだなと思って帰りました(笑)。ヴォーカルのレコーディングって、それぞれの空気感もあるだろうし。本当に「英語だからよろしく」っていうのだけ伝えて、あとは口出しせず、ふたりに任せました。
完成した「Two Steps Back」を聴いて、いかがですか?
本当にいい曲になったなと思いました。あと、仕上げのマスタリング作業を、いつもソロとかPKCZ®で頼んでいるイギリスのチームにお願いしたんです。だから今までのジェネの曲と比べて、サウンド感もより海外仕様になっているんですよ。
そうだったんですね。
はい。だからもしこの6ヵ月連続配信の曲を1枚のアルバムにしたら、「Two Steps Back」だけ明らかに浮く。だから今まではやらなかったんですけど、こういう1曲1曲ずつのプロジェクトだったらいいんじゃないかなと思って。
モテたくて作ったのことですが、ヴォーカルのおふたりのほうがモテてしまう可能性もありますよね(笑)。
いや〜、この曲、パフォーマンスもカッコいいんですよ! 振り付けは、裕太くんプロデュース楽曲「True or Doubt」の振り付けもやっているMacotoくんが作ってくれたんですけど、いい感じにカッコ良く仕上げてくれて。でもすごく難しくて覚えるのが大変そうだから、もうちょっと短くしておけば良かったなと思いました(笑)。

リリックビデオはレトロな雰囲気のアニメーション。これはどういったアイデアからだったのでしょうか?
僕はシティポップも好きでよく聴いたり調べたりするんですけど、最近はアジア圏でシティポップのリバイバルが流行っていて。アジア圏のシティポップでは、こういうタッチのアニメーションのビデオがすごく増えているんです。そこにはディスコの描写もよく出てくるので、この曲をそういうビデオにしたおもしろいんじゃないかなと思いました。
実際、すごく素敵なリリックビデオですよね。
めっちゃいいですよね? しかもビデオの中に出てくるディスコは年代もこだわっていて。バブル期のディスコではなくて、バブルが弾けたあとのディスコなんです。
ちょっと寂しさのある。
そうそう、だから人も少なくて。
それは楽曲の世界観と合わせたんですか?
いや、完全にイメージで。曲とリリックビデオは別物だと思って作りました。
リリックビデオも含めて、この曲でいちばん気に入っているポイントはどこですか?
ラスサビの転調ですね。ラスサビで半音上げるってJ-POP古来のやり方なんですよね。こういうアメリカンな曲ではあまりやらない手法なので、この曲にそれがあるのがおもしろいなと思って入れました。
それはJ-POP感を出したかったから?
いや、完全におふざけです(笑)。「洋楽なのにラスサビで半音上がるんかい!」っていうのがおもしろいなと思って。
先ほど“GENERATIONSで遊ぶ”とおっしゃっていましたが、まさに随所にそういうことを入れて、亜嵐さんご自身もワクワクしていたんですね。
はい。自分のいろんな引き出しを使って表現しました。
『PRODUCE 6IX COLORS』という企画は楽曲制作から、リリックビデオやジャケット、さらにはプロモーションまでメンバーがプロデュースを行うというものですが、この曲のプロモーションに、亜嵐さんはどのあたりまで関わられているのでしょうか?
いろいろな理由で形になっていないものも多いんですが、アイデアは出しています。でも僕の中ではこの曲を出すということが、いちばんのプロモーションになると思っていて。ジェネにこういう曲のイメージってないじゃないですか。こういう曲がないわけじゃないですけど、前面には出してこなかった。だから“こういうGENERATIONSもいるんだよ”というのを世間に伝えるきっかけになるんじゃないかなって。
確かにパブリックイメージとはちょっと違うかもしれないですね。
そうなんですよ。たぶん世間のイメージは、GENERATIONSってバラエティでおちゃらけてるという感じだと思うので、こういうカッコいい曲もやるんだよっていうのを、聴いた人の頭の中に残すことができればと思っています。
グループのリーダーであり、普段からさまざまなプロデュースを手がけている亜嵐さんからみて、『PRODUCE 6IX COLORS』でのほかのメンバーのプロデューサーぶりはいかがですか?
おもしろいと思います。曲を作ったことのないメンバーもいるじゃないですか。だからこそできるものもあるし、そういうものをしっかり予算をかけてできるというのがすごくいいことだなと思います。
このプロジェクトを行う中で見えたほかのメンバーの新たな一面などはありますか?
涼太と蔦谷好位置さんにつながりがあったことには驚きましたね。しかも何年も前からって……。裕太くんが花村想太くんと仲いいことも知らなかったし。ほかのメンバーの交友関係が浮き彫りになりました(笑)。
亜嵐さんは、中務さんのプロデュース曲「True or Doubt」がいちばん売れるとおっしゃっていたそうですが、そこにご自身の曲も加わってみて、どうですか?
毛色が違うので……、まぁ裕太くんの曲のほうが売れはすると思います(笑)。でも「Two Steps Back」は何かのきっかけがあれば大爆発する“博打曲”だと思うので。TikTokでも、簡単に真似できる手振りとかはやらずに、普通にダンス動画を上げようかなと思っています。
曲の力を信じて。
はい。曲の力を信じた結果、大スベりする可能性もありますけど(笑)。作りながら「得意なダンスミュージックビデオにしておけば良かったかな」って悪魔の囁きが何度か頭をよぎったんですよ。もっとバカ騒ぎできる曲のほうが良かったかなって。でもそれはいつでもできるし、せっかくだったら想像つかないことをやらないと意味がないなと思って作ったので、たくさんの人に聴いて、踊ってもらえたらうれしいです。
今月末にはソロ名義・ALAN SHIRAHAMAの1stアルバム『curious』がリリースされます。こちらはどんな作品になっていますか?
そっちはもうゴリゴリのダンスミュージックです。本当に純度の高いダンスミュージックアルバムで。歌のない曲もありますし、LDHでここまでダンスミュージックに特化したアルバムは初めてだと思います。そういう意味では新たな挑戦です。今までは、DJというものを、遊び半分、自分の楽しみ半分みたいな気持ちでやっていたんですけど、これからはこれを職業にしていくという気持ち。その気合いがこもったアルバムです。「curious」というタイトルは、好奇心という意味を持つ単語。これまで“好奇心”というものを信じてやってきたからこそ、今があると思っていて。そういうメッセージも込めたアルバムになっています。
ソロでの音楽活動に、GENERATIONSにEXILEと、常に精力的に活動し続けている亜嵐さんですが、個人としての今後の目標などはありますか?
ダンスミュージックのメディアを作りたいと思っていて。それはサイトなのか、雑誌なのか、そのあたりはわからないですけど、メディアを作ることで若いDJが世界で活躍できるようにしたい。そうやって日本でのベースミュージック、ダンスミュージックのシーンを大きくする立役者になれたらと思っています。
先ほど「好奇心を信じてやってきたから今の自分がある」ということもおっしゃっていましたが、現在プライベートで好奇心が向いていることや、プライベートで挑戦したいと思っていることがあれば教えてください。
最近ピアスの穴を増やしました! もともと左右にひとつずつだったんですけど、耳たぶにひとつと軟骨ふたつを増やしました。一気に3個。ノリで(笑)。これからはあんまり開けすぎないように気をつけないと(笑)。なんか最近、そういう自分に関わることに興味を持ち始めたんですよ。美容とかもそこまで気にしていなかったんですけど、アジアツアーで肌荒れしちゃってから気にするようになって。今では美容外科に2週間に1回行っています(笑)。

Photography_塩崎亨
Text_小林千絵
Degital Single Information
「Two Steps Back」
NOW ON SALE▼「Two Steps Back」 Lyric Video
https://t.co/Izsyg5ubtH
▼Steaming / Download
https://generations.lnk.to/twostepsback