2025.6.27

小森隼の小盛りのハナシ2024
小森隼

  • フリー
2021年に始まって以来、GENERATIONS小森隼がライフワークにしたいと1年に一度行ってきている『小森隼の小盛りのハナシ』。今年は初の関東・関西2会場での開催となり、初開催の関西公演が6月21日、盛況のうちに終わった。先日誕生日を迎えた小森が30歳の節目に行う本公演は、6月29日の関東公演を残すのみ。今回は、関東公演を前に、昨年6月にヒューリックホール東京で開催された『小森隼の小盛りのハナシ 2024』(6月12日公演)の模様を振り返る。



タキシード姿でステージに現れた小森は、自身の29歳の誕生日前日に集まった観客を前に、「28歳ラストの小森隼を見てもらえて、ものすごくうれしい」と笑顔。続けて『小森隼の小盛りのハナシ(以下小盛りのハナシ)』の歴史を振り返る。きっかけは2020年の『BOOK ACT』。小森主演の朗読劇『芸人交換日記』から始まり、翌年からは小森のトークライブとして開催するようになった。小森はこの『BOOK ACT』という企画が自身のライフワークのために立ち上がった企画だと信じ込んでいたというが、小森が出演する前の2019年から『BOOK ACT』は行われていたという事実を知り驚愕したという。さっそくの笑い話からイベントはスタートした。

オールスター感謝祭でのエピソードを明かした「オールスターな話」、ラジオでお世話になっているカメラマンの方とともに大雨の中ほぼフルマラソンの距離を歩いたという「ぼくたちの東京マラソン2024」、理不尽なことが続いてUberEATSのブラックリストに載ってしまった「ブラックリストの話」、朗読劇『私の頭の中の消しゴム 15th Letter』での苦悩を語った「演技の話」、運転免許でTHE RAMPAGEファンと遭遇したエピソード「免許の話」、ABEMA TVで配信していた『GENERATIONS高校TV』での印象的な出来事を振り返った「青春の話」と、軽快でかつ臨場感あふれる話ぶりで、次々に“小盛りのハナシ”を繰り出していく小森。


そして最後に“大盛りのハナシ”へ。小森は、この『小盛りのハナシ』ではGENERATIONSの話をしないと決めていたという。その代わり、“GENERATIONSが7人組であることにちなんで『小盛りのハナシ』を7年間続ける”ということを目標にしていた。しかし2024年4月に、関口メンディーが6月25日をもってグループを卒業することを発表。そこで、小森は初めてメンバーの話をすることにした。GENERATIONSメンバーと出会ってから14年間、ほとんど喧嘩をしていないという小森だが、唯一めちゃめちゃ喧嘩をした思い出があるメンディーとのエピソードを話すことに決めたそう。「勘違いしないでください。僕、別にメンディーさんと今さら喧嘩したいわけじゃないです。ここで本気で怒って、全部吐き出して、そのモヤモヤが成仏していく。そのスッキリしている感じを皆さんに見届けてもらいたいです」と、最後の“大盛りのハナシ”は「メンディーさんに言われて怒った言葉ランキング」をお届け。そして過去にメンディーと衝突した際のエピソードを話し始めると、本当に思い出しながら、感情を爆発させていく。ランキングをすべて発表し、「今日この場ですべて話して、僕も前を向いて新しい一歩を進んでいきたいと思います」と本音を明かすと、一息つき、「バカヤロー! でも、ごめんなさい! 最後の最後まで、あなたを誰よりもおもしろくするMCになれなかったこと、後悔してます」「そして、ありがとうございます。もし、またいつか時が経って、何年か経ってお互いが認め合えたなら……、そのときはもう一度一緒に踊りましょう」と目に涙を浮かべながら思いの丈をぶつけた。



しんみりした雰囲気を一蹴するように、場内に「AGEHA」のイントロが流れ始める。すると小森は楽曲にあわせてベースを演奏。そのまま「Evergreen」「DREAMERS」と3曲でベース演奏を披露した。さらに最後には「もう一度君と踊りたい」にあわせてしっとりとダンスパフォーマンスを届ける。そして最後に「日々、出会いと別ればかりの人生です。ただ、あのとき、ああやっていればって、後悔しながら生きるのはしんどいです。自分を認めて、これから進む一歩を、歩いていきたいと思います。本日はお越しくださりありがとうございました」と観客へ言葉を贈った。


そして改めて「2023年から2024年にかけて、本当に自分の中でいろんなものがありました。すごくしんどいこともあったし、辛いこともあったし、言いたくないこともありました。でもここに来てくださる皆さんには、それを包み隠すのは違うな、と。皆さんに伝えられることを、全力で僕なりのエンタテインメントの方法で伝えさせていただきました」「皆さんが今日のことを思い出して、明日からの活力にしていただければうれしい」と、今回の『小盛りのハナシ』に込めた想いを語る。そして「僕、『小盛りのハナシ』、やめませんから!」とまだまだ続けていくことを宣言し、2024年の『小盛りのハナシ』のステージを終えた。


Photography_今野竹雄
Text:小林千絵

STAGE information
『小森隼の小盛りのハナシ 2025』『中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜』




『小森隼の小盛りのハナシ 2025』


【大阪・サンケイホールブリーゼ】
2025年6月21日(土) 開場 14:00 / 開演 14:45 ※公演終了
2025年6月21日(土) 開場 18:00 / 開演 18:45 ※公演終了

【神奈川・洗足学園音楽大学前田ホール】
2025年6月29日(日) 開場 12:45 / 開演 13:30
2025年6月29日(日) 開場 16:45 / 開演 17:30

『中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします2025〜』


【大阪・サンケイホールブリーゼ】
2025年6月22日(日) 開場 14:00 / 開演 14:45 ※公演終了
2025年6月22日(日) 開場 18:00 / 開演 18:45 ※公演終了

【神奈川・洗足学園音楽大学前田ホール】
2025年6月28日(土) 開場 14:45 / 開演 15:30
2025年6月28日(土) 開場 18:45 / 開演 19:30

▼チケット料金
いずれも全席指定:¥7,700(チケット代 ¥7,000+税)
※グッズ付(会場のみでのお渡し)

詳細はこちら
https://gene.exfamily.jp/s/ldh04/news/detail/10983