2025.12.12

Leola CAFE LIVE TOUR 2025-2026 "Little Chamomile"
Leola

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長年の夢だったカフェライヴ、『Leola CAFE LIVE TOUR 2025-2026 “Little Chamomile”』を開催中のLeola。アットホームな日常空間で歌を届けるという彼女らしい試みで1回目の札幌公演では温もりのあるハッピーで贅沢な時間を共有できたとのこと。その場でセットリスト変更もアドリブ演出もありというフレキシブルな内容も魅力で、それはアーティストとファンがともに作り上げていくまさにプレシャスな時間。今ツアーに込めたLeolaの想い、そして来年デビュー10周年を迎える現在の心境、近況を語ってもらった。

11月に1回目のライヴが北海道・札幌で開催されましたがいかがでしたか?



札幌は6年ぶりだったので、どれくらいの方が来てくれるのか自分の中でチャレンジでしたが、チケットも完売し、ありがたいなという気持ちで挑ませてもらいました。お客さんは「久しぶりに来たよ」という方のほかに、初めての方も意外と来てくださって。カフェでのライヴだったのでアットホームな感じで穏やかに進められたのも良かったです。弾き語りのライヴはお客さんと一緒にクラップしたり、歌ったりというのがすごく重要になっていくのですが、皆さんも参加してくれて一緒にライヴを作っている感じがあり、すごくハッピーな空間だなと思いました。

“カフェライヴ”って珍しい形ですよね?



よく言われるんですけど、私のなかでギターを弾いて歌い始めたころからカフェライヴはいつかやりたいことでしたし、やったほうがいいなって思っていたことなんです。海外とかだとカフェやレストランにふらっと行くと、ライヴしていることって結構あるじゃないですか。あんな風に空間の一部として音楽が鳴っているけど、ただのBGMじゃなくそれがライヴっていう、その形がすごく魅力的だなと。しかもカフェってライヴハウスよりもリラックスできる空間だし、そこでアコースティックなライヴをやれば、もっと皆さんがリラックスできるんじゃないかなと思って今回チャレンジさせてもらいました。

確かにカフェって日常感があるし、基本くつろぐ場所ですよね。



ツアーは全会場カフェというわけではないですけど、カフェだと窓があるのもいいですよね。札幌のときも窓から入る陽の光が天然の照明みたいになって、すごく気持ちが良かった。そういう開放感も魅力だなって思います。私は曲を作るときも窓のある自宅のリビングとかでゆったりしながらやることが多くて。結構歌詞の中に日差しとか鳥とか風とか、自然の言葉を使ったりするんですね。なので、外の空気を感じられるカフェで歌うのは自分のなかで説得力が増すというか。楽曲とマッチしてさらにいいんじゃないかなって思います。

Leolaさんにとってカフェ空間は曲の親和性が高いんですね。セットリストはどんな点を意識して組まれましたか?



『Little Chamomile』というツアータイトルどおり、3月に出したアルバム『Chamomile』がベースになっています。去年やったライヴはリリース前ということでちょっとアルバムの匂わせというか(笑)。東京公演ではバンドも入れて曲のメッセージ性を重視した内容だったのですが、今回はカフェでミニマムな弾き語りということで、肉付けをせず楽曲の根源みたいなものを届けたいなと。ベースはアルバムから作りましたけど、弾き語りをより楽しんでもらえそうな楽曲を多く入れました。具体的に言うと、たとえばクラップ&レスポンスしながら一緒にゆっくり歌える曲とか、今回は着席のライヴなのでいつもよりミディアム曲やバラードを多くしたりとか。そういうシンプルだけど、ぐっとダイレクトに届きそうな楽曲をメインにしました。

弾き語りは楽曲を盛らず直接的に伝えるぶん、緊張感も高かったりしますか?



ごまかしがきかないですし、誰かに助けてもらうことができないので慎重になる部分は増えるかもしれない。でも、意外と弾き語りって自由度が高いんです。何なら自分でセットリストを変えてもいいし、演奏を止めて歌声だけのパートを作ってもいい。尺をその場で自由に伸ばしたり縮めたりもできるんです。しかもお客さんにとってはそれが“その日のライヴの形”、その日だけのアレンジになるから、同じものは二度とないっていう。ライヴって元々そういうものですけどより生感があるというか。その場で作り上げていく感じは弾き語りの魅力のひとつだと思います。

セットリストがガラッと変わることもあるんですか?



全然あると思います。特に今回は長期間かけてゆっくり回るツアーで季節も少しずつ変わりますから、新しく入れたいと思う曲も出てくるだろうし、変えちゃっていいと思っています。だからもしかしたら公演によってまったく違う雰囲気になるかもしれないです。

そんな今ツアーの楽しみ方をアドバイスするとしたら?



お互いの距離が近いのでお客さんも紛れられないし、隠れられないみたいな(笑)。そこの恥ずかしさみたいなものを捨てにきてほしいです。もちろん無理はしなくていいですけど一緒に歌う部分は声を出してもらったり、心をオープンにできる準備をしてきてもらえたら、より楽しめるかなと思います。

距離が近いと、歌を聴いて涙ぐんでいるお客さんの顔もよく見えるから、もらい泣きしちゃいそうですね。



本当にそうなんですよ。札幌のときも、まずソールドになったことがうれしかったし、ありがたかったし、待たせてしまったっていうのもあるので最初は私のほうが泣いちゃいそうでお客さんの顔を見られなかった。お客さんもアンコールのときに涙してくださっている方もいて。次はいつ来られるかわからないけど、距離が遠いからこそ今この瞬間を大事にしたいって思ったら、何かもう一緒に泣いていました(笑)。

いい空間。至近距離の会場って感情の共有が濃密ですよね。笑いも涙も感動も同じ気持ちで体感できるっていう。



1対1の時間が通常のライヴよりはあると思います。あと私お客さんをめっちゃ見ています。陰になって顔が見えなかったら身体をずらして見にいくので一人ひとりとすごく目が合うんですよね(笑)。

お客さんとしてはうれしいやら恥ずかしいやら、それも醍醐味です。2026年はデビュー10周年を迎えますが、振り返るとどんな10年でしたか?



うーん、卵からひよこになり、10年かけてようやく大人になれたかも? みたいな気持ちです。途中コロナ禍もあったので6〜7年くらいの体感ではあるのですが当初は本当に何もわからなかったし、今以上に力が足りない部分がたくさんあって。悔しい想いもいっぱいしましたけど、何とか10年続けてスタート地点に立てたというか、やっと勝負したいって状態になれたかなと。なので「いよいよ、ここからだな」という想いではあります。

Leolaさんはスロースターターなのかもしれないですね。一歩一歩じっくり踏みしめながら歩むタイプ。



そこをもっと大事にしたいってコロナ以降は思うようになりました。もちろん大きい規模でやれたらうれしいし、たくさんの方に会えるっていうのはありますけど、それ以上に着実に目の前の人、自分の見える範囲の人たちを絶対に楽しませ、満足してもらい、帰してあげたい。そのためには作ってきた楽曲をちゃんと目を合わせながら伝えたいという気持ちがあって、ここ数年はより地に足をつけた活動をしなきゃいけないと思っています。その積み重ねが今回のツアーでもあって、一歩ずつでも地道にやっていればいいことがあるなって今、実感しています。

インタビューしてきた側から見るとデビュー時はまだ少女の面影が残っていて。今はLeolaさんらしい自然体の空気感は変わらないけど、大人の素敵な女性の魅力を感じます。ご自身の中で成長したなって思うところはありますか?



がんばりすぎなくなりました。無理をせず、自分ができることをちゃんとやろうっていう気持ちになっています。たぶんデビュー当時は自分自身以上のものを出さなきゃとか、できる風に見せなきゃって大きく見せようとしていた部分がありました。だけど今は自分ができることを見せるだけでいいって言ってくれたり、好きって言ってくれる人を大事にしたいと思うようになったので、カッコつけたり無理するということがなくなった気がします。

肩の力が少し抜けたんですね。



そうなんです。もちろんチャレンジはしていきますが、そのときも素に近い部分、ありのままの自分で勝負していきたいって思うようになりました。

この10年で食の好みとか趣味嗜好で変化したことはありますか?



食はあきらかにお魚が好きになりました。あと最近は軽井沢で野菜作りをさせてもらっていて。自分で手を汚しながら、土を触って手をかけて育てることの楽しさをすごく感じています。

素敵! どんな野菜を作っているんですか?



夏と秋冬で違うんですけど、夏はナス、キュウリ、ミニトマト、ハーブ系とか。ナスなんて(30cmくらい腕を広げて)こんな大きくなるんですよ。秋冬は白菜やブロッコリー、カリフラワー、あとは根菜の大根やカブを作っています。無農薬なので葉っぱとかは虫に食べられているし、形もきれいじゃないけどすごくおいしいし、何より野菜作りそのものが楽しい。これからも自分が心から楽しいと思うことを探っていきたいです。

2026年はどんな1年にしたいですか?



やっぱり10周年ということで節目ですから、いろいろやりたことをまとめているところです。それが実現するかどうかは、ちょっとまだわからないですけどね(笑)。あと最近は10年の間に出会ってきたスタッフさんや関わってくれたクリエイターさんにこのタイミングでまたお会いしたり、仕事でご一緒することがあって。その方たちとの再会を通して、あのときの自分は間違ってなかったって改めて感じたりしています。

10年も経つと1周回って“再会ターン”が巡ってくるわけですね。



そうなんです。だから「あのときはこうだったね」「大人になったね」と話せる機会がすごく増えまして。これからもたとえば10年後「Leolaと仕事をして良かったな」とか、何より私の曲を聴いてくださる方たちに「あのとき、Leolaを知って良かった」「あのライヴは思い出になった」って思ってもらえるような活動をしていきたいです。

最後に、これから『Little Chamomile』ツアーにいらっしゃる方へのメッセージをお願いします。



カフェライヴツアーと聞いても「カフェでどうやってやるんだろう?」って意外と伝わっていないのかなと思っていて。でも普通にランチをしたり、お茶したりするところでライヴをやっているというイメージなので気楽にゆったり楽しんでもらえたら。

ライヴ中にお茶したりもできるんですか?



場所によって全然できますし、食事ができる会場もあります。札幌ではコーヒーを飲みながら見てくださっている方もいました。なので、皆さんは全然がんばらなくていい。がんばるのは私ですから、休みに来る感覚で来ていただけたらうれしいです。


LIVE information
2025/12/13(土) LIVING ROOM(静岡)
2025/12/14(日) ミカツキ imaike square(愛知)
2026/1/10(土) Livehouse CASHBOX(兵庫)
2026/1/11(日) someno kyoto(京都)
2026/1/25(日) Live Juke(広島)
2026/2/7(土) カフェ ド シャモニ(福岡)
2026/2/21(土) OLD SOUL(熊本)
https://www.ldh-liveschedule.jp/sys/tour/38635/

追加公演決定!
2026/3/8(日) 渋谷7th FLOOR(東京)
開場11:30 開演12:00
チケット料金/¥5,500+ドリンク代¥600


photography_河合克成(株式会社125)
styling_曽我一平
hair&make_中村まみ
text_若松正子


【衣装クレジット】
《Ungrid》のニットアンサンブル¥14,300(Ungrid)
その他・スタイリスト、本人私物

【お問い合わせ先】
Ungrid
03-5447-6531