2023.9.16

EXILE CUP 2023

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LDH JAPANが社会貢献活動のひとつとして2010年よりスタートした、小学校4年生から6年生が対象のフットサル大会『EXILE CUP』。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により2020年から2022年は開催を自粛したため、4年ぶり11回目となった今夏の『EXILE CUP2023』は、北海道・東北・北信越・関東・東海・関西・中国・四国、そして九州は2会場に分けた9地区10会場で予選大会を開催。9月17日(日)には、各地区の優勝チームが集結する決勝大会を愛媛県今治市で開催する。
本記事では、北海道予選大会の様子を、応援に駆けつけたLDH所属俳優・アーティストのインタビューとともにお届けします。

『EXILE CUP』は、「LOVE+DREAM+HAPPINESS」のキーワードとともに「“子どもたちが夢を叶える場所”を作ろう」と、2010年にスタートしたプロジェクト。子どもたちに「チャレンジ」してもらえることを願い、「Dreams For Children・子どもたちに、夢を。」というテーマのもと、笑顔で楽しく、そして一生懸命にサッカーに取り組む子どもたちを応援する大会となっている。これまで開催した10年間で、延べ4,379チームが参加し、38,396人の夢を持った子どもたちが熱い戦いを繰り広げてきた。

8月9日(水)、晴天に恵まれた札幌サッカーアミューズメントパークには48チーム399人の参加者が集結。開会式がスタートすると、応援に駆けつけた劇団EXILEの小野塚勇人・櫻井佑樹、THE RAMPAGEの神谷健太・鈴木昂秀、THE JET BOY BANGERZの宇原雄飛・NOSUKEの6人から選手たちに激励のメッセージが贈られた。試合前には、選手も大人も一緒になってEXILE TETSUYA監修の「クラッキ!ダンス」でウォーミングアップ。各地区の優勝チームが集まる全国大会への切符を懸けた熱い戦いに向けて、選手たちは楽しみながら身体をほぐして準備万端に。


予選リーグは4チームずつ12グループに分かれ、会場内6つのコートで7分ハーフの試合が同時に展開されていく。LDHの面々は各コートの試合を観戦して声をかけたり、試合待ちの選手たちと一緒にパス回しをするなど、多くの時間を子どもたちとの交流に費やした。また、この日の札幌は気温30度超えの真夏日。選手たちに飲料を手渡しながら水分補給を促すなど、熱中症対策の面からも選手たちのサポートを積極的に行った。

青く澄み渡った夏空のもと、決勝トーナメントに勝ち進んだ16チームがさらに白熱した試合を展開するなか、合間にはNPO法人セカンドサポートによるブラインドサッカーの体験会も。アイマスクをしてドリブルやパス、PK対決を体験する場が設けられ、見学に来ていた幼児も参加するなど、多くの人がパラスポーツを体験する機会を得た。LDHメンバーは初めてのブラインドサッカー体験に「うわ、ボールどこだ?」と苦戦しながらも、持ち前の運動神経とサッカー経験を発揮して全力で挑み、さながら参加選手たちと同じサッカー少年のような一面を覗かせた。

決勝トーナメント参加チームや保護者、関係者に見守られるなか、何度も攻守が入れ替わる熱戦の末、北海道大会を制したのは「KEI.FC」。見事、北海道代表の切符を勝ち取り48チームの代表として9月17日(日)の決勝大会へ参加することが決まった。

各地区優勝チーム


各地の予選大会で優勝を掴んだチームは、9月17日(日)に愛媛県今治市で開催する決勝大会に出場する。各地区予選を勝ち抜いた精鋭たちが日ごろの成果を発揮し合い、予選大会以上に白熱した決勝大会となることを期待したい。
北海道大会 優勝チーム【KEI.FC】

table
地区予選大会 優勝チーム
北信越大会(長野県) 長野アンビシャスFC BLUE
関東大会(千葉県) ジェフユナイテッド市原・千葉エリートプログラム
東北大会(福島県) BOAVISTA Jr.
九州大会①(沖縄県) 若狭サッカークラブ
九州大会②(熊本県) ALEGRIA
四国大会(高知県) リベルテSC
中国大会(山口県) 福山ローザス・セレソン
北海道大会(札幌市) KEI.FC
東海大会(岐阜県) MFC.VOICE
関西大会(奈良県) EDC

Special Interview


2019年に開催した前回大会から4年、コロナ禍で開催できていなかった『EXILE CUP』が復活しました。参加されていかがでしたか?


小野塚勇人(以下小野塚):前回の『EXILE CUP』から4年。コロナ禍という苦しい期間もありましたけど、こうしてまたみんながサッカーをしている姿を見て、懐かしさも感じつつ僕も初心に帰ることができましたし、LDHの夏といえば『EXILE CUP』みたいなところもあって、久々にそれを感じてコロナ禍以前に戻ったような感じがしました。この夏、この大会に参加した子たちにとって『EXILE CUP』が夏の思い出の大会として記憶に残ってくれたらいいなと思いますし、いつか僕たちがTVの前で応援する選手がこの大会から出ることを願っています。たぶん僕が初めて『EXILE CUP』に参加したのももう8,9年前とかだと思うんですけど、そのときの選手はもう成人していたりするわけですよね。その子たちが今、大人になっていろいろな場面で活躍してくれていたらいいなと思います。そういう意味でも『EXILE CUP』はすごく楽しみな大会だなと改めて思いました。

櫻井佑樹(以下櫻井):僕、福島県でやった東北大会にも参加させてもらったんですけど、福島の会場は屋内で……、今回の北海道大会は屋外なのでとにかく暑いですね。日焼け止め必須です(笑)。2会場参加させてもらいましたけど、『EXILE CUP』参加者の中からプロになる子が出てきてほしいなって思いました。自分が参加した大会の子が選手になったって聞いたら、すごいうれしいですよね。実際に選手の子たちとは一緒にパス回しとかをして遊んだんですけど、皆さん元気ですね。こんなに暑いのに、ボールを追いかけて、とにかく明るいし、こっちが元気もらってるなって感じました。自分もおじさんになったなぁって……まだ21歳ですけど(笑)。でも本当に、選手の皆さんが頑張ってボールを追いかけている姿を見て、自分がサッカーをやっていたころを思い出したりして、初心に帰ることができました。

神谷健太(以下神谷):楽しかったです! 久しぶりにこういった社会貢献活動に参加させていただきました。元々僕らTHE RAMPAGEはデビュー前から『Ocean’s Love』(知的・発達障がい児のためのボランティアサーフィンスクール)とかにも積極的に参加させていただいていて。今回の『EXILE CUP』はコロナ禍で4年ぶりの開催ということで、夢を追っている子どもたちのサポートができたらなと思って来たんですけど、一人ひとりに物語があるのをすごく感じて、貴重な体験をさせていただきました。悔しがって泣いている子もいたりして……、みんな小さいなりに練習もたくさんしてこの大会に懸けてる想いとかがしっかりあるんだなって感じて、親心じゃないですけど、僕らも勉強になる部分がありました。

鈴木昂秀(以下鈴木):久々にボールを蹴ったりして、やっぱりメチャクチャ楽しいですね。健太さんも言っていたんですけど、元々THE RAMPAGEは『Ocean’s Love』とかこういう社会貢献活動に結構多く参加させていただいていたので、今回、コロナ禍が明けてから初の『EXILE CUP』ということで個人的にも楽しみにしていました。実際、メチャクチャ久々の感覚とともに、楽しいなって改めて思いました。

宇原雄飛(以下宇原):やっぱりサッカーって楽しいですよね。僕自身も幼少期はサッカー少年だったので、選手たちの今日に懸けている気持ちがすごくよくわかります。「勝ってやる! 絶対負けない!」という気持ちが伝わってきますし、みんなサッカーが本当に好きで、楽しんでいるなっていうのも一緒にサッカーをして肌で感じることができました。そして、身体も動かせてすごく爽快な気分ですし、子どもたちからパワーももらえて、僕自身も『EXILE CUP』に参加することができてすごくうれしいです。最高の1日になりました。

NOSUKE:約7,8年ぶりにサッカーをして、少年時代の記憶が呼び起こされた感じがします。それと同時に、久々のサッカーで身体の衰えも知れたのでいい経験になったかなと思いました(笑)。あとまじめな話をすると、子どもたちがみんな本当にサッカーが上手くて……。僕が小学生のときより全然上手いなって思いました。みんなすごく元気だし、いい子たちばっかりでした。子どもたちともたくさん交流して、LDHを知ってもらいながら、仲良く楽しい時間が過ごせたと思います。


皆さんの中には、LDHのサッカーチーム『LDH ESPERANZA』に所属されている方もいらっしゃいますが、今後、LDH ESPERANZAでやっていきたいことや目標などはありますか?


鈴木:今のところ、ほぼ幽霊部員なんですけど(笑)。まずは練習に参加して、しっかりとみんなと一緒にサッカーがしたいですね(笑)。ゆくゆくは、プロの方からいろいろ教わったり、それこそアマチュアからプロまで入り交じってサッカーしてみたりっていうことができたらいいですよね。あまりアーティストとサッカー選手が一緒にっていう瞬間はないと思うので、そういうのはおもしろそうだなって。それも貴重な経験になると思うので……。


宇原:最初から言っていたのは、チームになって試合をすること。社会人チームとか、欲を言えばプロの方とも試合をしてみたいです。今はラモス(瑠偉)さんを中心に練習している感じなので、それを早く試合という形にしていきたいなって思います。

サッカー好きの皆さんにとって、サッカーは息抜きのひとつになるのかと思いますが、皆さんが、今、息抜きにしたいことや実際に息抜きにしていることがあればお教えください。


小野塚:『EXILE CUP』は、自分がやっていたサッカーに触れながら、こうやって地方に来られるので、いいリフレッシュにはなっていますね。サッカー以外だと、ゲームとかサウナとか……。でもやっぱり『EXILE CUP』が夏休みのいい思い出にもなりますよね。

神谷:僕、絵を描くんです。でっかいキャンバスに描くんですけど、なかなか最近できていないので、またやりたいなって思っています。以前、企画として「やってみたいことは何ですか?」って聞かれたときに、奇才ぶりたかったので(笑)、曲を1曲丸々聴いて、そのインスピレーションだけでバーっと絵を描いてみたのがきっかけなんですけど、やってみたら意外とおもしろくて。それでハマって、それから画材とかでっかいキャンパスも自分で買って。今も家にまだ使っていないキャンバスがあるので、タイミングをみてまたやりたいなって思います。

例えば、サッカーでシュート練習を重ねてもなかなか上達できないというような、自分にとっての困難に直面したり、挫けそうになるとき、どのように乗り越えていますか?


櫻井:何でも、とにかくできるまでやるしかないんじゃないですかね。サッカーのシュートが決まらないなら、決まるまで練習するしかないし。とことんやってみて、それでもダメだったらそれはそれ。ダメだったときは「=諦める」というよりは、違う方法を考えたらいいと思います。例えば、その練習方法がダメだったら新しい練習方法を探せばいいし、シュートが上達しないんだったら違う部分を磨いていったらいいし……。答えがひとつしかないことはないと思うので、僕自身はマイナスに捉えることがないようにしています。『EXILE CUP』に参加してる子たちも中高生になったらたぶん上手くいかないことのほうが絶対に多くなってくると思うんですけど、その日の試合で上手くいかないことがあってもそれをいつまでも引きずっていたら次に進めないので、「そういう日もある」って思って、その日の100%が出せればそれでいいと思います。落ち込んで立ち直れていなくても、その日の100%で頑張るっていうのがいちばん大事かな。

NOSUKE:サッカーとかダンスのときもそうですけど、僕はあまり考えたくないタイプなので、行き詰まったときは逆にダンスのこととかは考えずに、自分の好きなことをします。やりたいときにやるっていう感じです。自分のペースで、今それが気分じゃなかったら絶対やらないし……みたいな。そういうときは、思いついたことをやったり、ショッピングしたり。ストレスが溜まったらいい仕事はできないと思うので、絶対息抜きは必要だと思います。あとは、メンバーとゲームをやったり映画見たりとかして、また「よし、やるか!」ってなる感じです。自分のやりたくないことを無理にしたくはないので……。リフレッシュしたら、たぶん自分の考え方もマインドとかも変わるので、それで乗り越えるというか、自分を上手くコントロールして対応しています。

最後に、今大会の参加選手の皆さんのように、自分の夢をかなえるために頑張っている方やEXILE TRIBE MAGAZINEの読者の皆さんにメッセージをお願いします。


小野塚:「やらなきゃ」という義務感に囚われず、楽しんで自分が好きなことをとことんやっていくというスタンスがいちばん夢に近づくのかなと思います。自分が何をやりたいのか、勉強だったりスポーツだったり、いろいろなジャンルはありますけど、本当に自分が好きで楽しく取り組むっていうことが大事かなと思うので……。僕も役者を始めてから11年、もうすぐ12年目になりますけど、楽しむ気持ちを忘れないからここまで続けられているんだと思います。辛いこともあると思いますけど、切り詰めすぎずに、自分を追い込みすぎず、程よく適当にやっていくというのが大事かなと。皆さんも楽しんでトライしていきましょう。

櫻井:僕、ファンミーティングとかでもよく「何でそんなにポジティブなの?」って聞かれたりするんですけど……、どんなところで働いていようが絶対に怒られることとか失敗しちゃうことってあると思うんです。僕の場合、それを飲み込みすぎないというか……。怒られても聞いていないとかってことではなくて、飲み込みすぎると自分の軸みたいなものがブレちゃうじゃないですか。人それぞれ自分のスタンスがあると思うので、自分のスタンスをしっかり持って、生きたいように生きるのがいいと思うんですよね。自分を持っているというほうが上手くいくというのが僕の考え方なので、落ち込んだときとか上手くいかないときでも自分のことを信じてあげて、今自分がやっていることとかに迷わず最後までやり切っていくというのがいいのかなと思います。

神谷:夢を持つことの偉大さとか力とか、そこに向かって走るパワーって、時として自分の想像を超えていくものだと思います。人生は一度きりだし、いろんな夢を持ってみてもいいんじゃないかなって。今、夢がない方も、無理にとは言わないですけど、夢があると仲間だったり、素敵なことにたくさん出会えると思うので、皆さん自身の人生を豊かにするためにも、幸せを一緒に分かち合うためにも、夢を持ってこれからもゴールや目標に向かってどんどん走っていってほしいです。皆さんとともに、僕たちTHE RAMPAGEも一緒に走っていけたらなと思います。

鈴木:今回、『EXILE CUP』を通じて、自分たちの昔というか、夢を追いかけて汗をかいたり涙を流したりしたのを思い出しました。小さい子たちの眼差しとかプレーしている姿、みんなの悔しい顔や喜んでいる顔を見て、喜怒哀楽がたくさんあるすごい会場だなと思うと同時に、そういったさまざまな感情を大事にしてほしいなと思いました。THE RAMPAGEも悔しい思いやさまざまな経験をして這い上がってきたグループではあるので、ハングリー精神みたいなものも忘れずに自分たちも進んでいければなと改めて思いますね。やっぱり夢を追いかけているときって、「ちょっと違ったな」とか「こうしたほうが良かったのかな」とか思うことってたくさんあると思うんですけど、結局は全部経験につながっていて、それがちゃんとわかったときに自分の夢がかなっていると思うので、何事も諦めずに頑張っていってほしいなと思います。

宇原:僕もサッカー少年で、プロのサッカー選手になりたくてずっと夢を追いかけてたんですけど、でもなれなくて……。サッカー選手にはなれなかったですけど、サッカーの次に好きだったのが歌で、サッカーを辞めて歌を始めて、今はアーティストという職業に就かせていただいています。今、夢を追いかけている子たちには、自分が納得いくまでやってもらいたいです。自分もそうだったんですけど、やって無駄なことはないと思うし、その努力は絶対何かにつながっていると思うので、とにかく自分の好きなことを頑張って続けて、それができなくても何かにつながっているから諦めずに頑張ってほしいなと思います。

NOSUKE:まだ僕も夢がかなったわけではないんですけど、前よりはちょっと夢に近づいた位置にいます。それってその都度、チャンスを拾ってきたからだと思っていて……。やっぱり何事にも挑戦するのが大事で、自分が「ちょっとな…」って思っていても、挑戦しないと何もきっかけは生まれないと思うし、挑戦することで自分の夢に少しでも近づけると思います。特に『EXILE CUP』に参加している選手の皆さんは若いので、若いうちに失敗してもいいから何事にも挑戦し続ける姿勢を持って臨んでもらったらいいかなと思います。




EVENT information
【決勝大会】
日時:9月16日(土)〜9月18日(月•祝) ※決勝大会は9月17日(日)
会場:今治里山スタジアム(愛媛県今治市高橋ふれあいの丘1-3)
[HP] https://www.exilecup.jp/
[Instagram] @exilecup

▼主催
株式会社LDH JAPAN/EXILE CUP事務局

▼後援
公益財団法人日本サッカー協会

▼主管
一般社団法人長野県サッカー協会、公益社団法人千葉県サッカー協会、一般財団法人福島県サッカー協会、一般社団法人沖縄県サッカー協会、一般社団法人熊本県サッカー協会、一般社団法人高知県サッカー協会、一般社団法人山口県サッカー協会、公益財団法人北海道サッカー協会、一般財団法人岐阜県サッカー協会、一般社団法人奈良県サッカー協会、一般社団法人愛媛県サッカー協会、今治市サッカー協会(開催順)