2023.12.20

『LAST SCENE』の発売記念イベント
ØMI

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10月17日にフォトエッセイ『LAST SCENE』をリリースしたØMI。10月21日には、都内で行われた発売記念イベントに登壇した。ここでは、フォトエッセイの見どころや撮影時のエピソードを話したイベントの様子を紹介する。

本作はベストセラーとなったØMIの1stフォトエッセイ『NOBODY KNOWS』から8年ぶりの刊行となる、待望の1冊。撮影とインタビューは、ØMIが原点に返る場所として大切にしてきたフランス・パリにて行われ、普段は見せない素顔の魅力が詰まっている。タイトルの『LAST SCENE』には、「次があるとは思わず、最後のつもりで全力を尽くしていく」という本人の想いが込められており、エッセイページでは、アーティストとしての葛藤、メンバーへの想い、恋愛、8年間の心境の変化、そしてファンへの感謝が素直な言葉で綴られている。

イベントに登壇したØMIは、完成した今回のフォトエッセイを手に取った感想を聞かれると、「今回お世話になった出版社の方々とご一緒した際に、『こういう作品をやりたいですね』とお話しさせてもらったところから始まりました。今回の撮り下ろした写真を自分で見ても、大人になったところや8年前と変わっていない部分もあり、自分自身を改めてより知るきっかけになった1冊だなと思いました」と語った。

見どころについては、「いろんなパターンで撮影したので、手に取っていただいた方々がお気に入りを見つけていただけたらうれしいです。個人的には、隠すことなくすべて話したエッセイの部分。自分のパーソナルな部分を知っていただけると思うので読んでほしいです」とコメント。また、バスルームでのセクシーショットの話題となり、「出版社さんから『絶対にやってください』という項目にあって、“絶対に脱いでください”という感じで、僕もやりましょう、と。普段の撮影ではああいうシチュエーションはあまりないので、自分のパーソナルな部分を知っていただくという意味で、このような表現で撮影できてすごく楽しかったです」と振り返った。

三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーにフォトエッセイを渡した反応を聞かれると、「渡しましたが、リアクションは何ひとつもらってないです(笑)。一言もないので寂しさはありますが、こっそり読んでくれていると信じています」と答えた。

撮影時のパリでの思い出は、「同じタイミングでメンバーの岩田剛典もパリにいたので、毎晩会って、一緒に食事をしました」と明かし、「特においしかったものは?」という質問には、「生牡蠣です。いつもパリに行ったときは食べていて、今回は撮影最終日に打ち上げも兼ねてスタッフの皆さんととんでもない数の牡蠣を食べました」と話した。続けて一緒に撮影した犬との写真についても触れ、「全然懐いてくれなくて、エサを隠し持って挑んだのですが(笑)、コミュニケーションがすごく難しかったです。いちばん苦労したのはわんちゃんとの撮影かもしれないです」と裏話も披露。最後には、「デビュー14年目にして、グループ最多のアリーナツアー32公演やドームツアーができるって改めてすごいこと。ほかのメンバーが『まだまだ行こう』と常に刺激を与えてくれるのが大きくて、大切なことだと感じられた」と2023年の活動も思い返した。記者発表会後には、お渡し会が行われ、集まった多くのファンの皆さんに直接感謝の気持ちを伝え、交流を深めていた。


BOOK information
『LAST SCENE』

NOW ON SALE
【仕様】
A5判/ハードカバー/256頁予定(カラー176P・モノクロ80P)
【定価】
3,000円+税

photography_塩崎亨