2024.2.23

ただ、あなたを理解したい
鈴木昂秀

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鈴木昂秀が初主演を務めた映画『ただ、あなたを理解したい』が、2月23日(金)に公開となる。2月13日(火)には、都内で『完成披露上演イベント舞台挨拶』が行われ、キャストらが出席した。ここでは、その模様をレポートでお届けします。


鈴木昂秀が初主演を務めた映画『ただ、あなたを理解したい』は、現実と夢、友情と愛に向き合いながら成長する若者たちの青春を描いた群像劇。映画公開に先駆け、2月13日(火)に都内で『完成披露上映イベント舞台挨拶』が行われ、鈴木、碓井将大監督、野村康太、新谷ゆづみ、森高愛、比嘉秀海、伊藤千由李の7名が登壇し本作への想いを語った。

映画初主演が決まったときのTHE RAMPAGEのメンバーの反応を聞かれ、鈴木は「なんかイジられました。でも、頑張ってほしいという言葉ももらえて、応援してもらったことを覚えています」と話した。その後もキャスト一人一人、撮影時のエピソードや共演者との仲睦まじいトークが繰り広げられた。

ここで、スペシャルゲストとして主題歌「ガーベラ」を手がけたMA55IVE THE RAMPAGEのLIKIYA、神谷健太、山本彰吾が曲名になっているガーベラの花束を抱えて登場し、キャストたちに手渡した。主題歌について、「映画が青春あふれる内容になっているので、自分たちの青春と重ねながら歌詞を書きました。MA55IVEとしても今までにないような楽曲だったので、新鮮で制作も楽しかったです」とLIKIYAが語った。

最後に、鈴木が「映画から受け取れるメッセージには、この作品でしか感じられない世界観や気持ちがたくさんあります。1回とは言わず2回、3回とたくさん観ていただいて、そして映画の中での想いを感じ取ってもらえたらうれしい」と作品をアピール。続く碓井監督は「今SNSなども発達していて、人を理解しなくても生きていける世の中であったりします。この映画を作り始めたころはちょうどコロナ禍で、人と人のコミュニケーションや人と人との理解が僕らにとって必要なものだと思い、作っていきました。今作で俳優陣の芝居が少しでも皆さんの心に残ってほしい」と想いを届けた。

MA55IVE THE RAMPAGE SPECIAL INTERVIEW

『完成披露上映イベント舞台挨拶』を終えて、いかがでしたか?


鈴木昂秀(以下鈴木):映画のキャストさんと、MA55IVEのメンバーとの絡みはあまりないので新鮮でした。映画はいろんな方に観てほしいですし、楽曲も聴いてほしいなという想いでいっぱいです。

山本彰吾(以下山本):お邪魔しましたという気持ちでいっぱいです。この作品を作り上げたのは役者の皆さんと監督さんなので、僕たちの歌が作品に寄り添えられたらいいなと願っています。

LIKIYA:同じくお邪魔しましたという感じなのです。こうして僕たちが主題歌を担当させていただいてから、実際に昂秀以外のキャストの方々や監督さんにお会いする機会がなかったので、ようやく直接楽曲の感想を聞けてすごく僕たちもホッとする部分もありました。皆さん一体感があって、MA55IVEもそういう現場に携われて僕らもすごくほっこりしていい時間になりました。

神谷健太(以下神谷):僕も同じくお邪魔しちゃったのですが(笑)、いよいよこの作品が公開されて皆さんに観ていただけると思うとうれしいです。そして、僕たちの音楽を聴いていただけるのもすごく楽しみです。これから映画とともに僕らの「ガーベラ」という作品がどういう成長を遂げるのかワクワクしています。

メンバーの皆さんは、鈴木さんが主演を務める姿を見てどのように映りましたか?


LIKIYA:メンバーとしてそういう個々の現場を見に行くことはあまりないので新鮮でした。僕らは楽曲として今回参加させてもらい、昂秀のそういう姿を見られたのがメンバーとして誇らしいですし、すごくカッコよかったなと思いました。

神谷:僕は不思議でした。いつも見ている昂秀の姿じゃないので、むずがゆいというか(笑)。最初に出てきたところからちょっと照れくさかったです。

山本:確かに!

鈴木:僕も恥ずかしいですもん(笑)。

LIKIYA:舞台挨拶の佇まいはしっかり俳優さんだったね。

神谷:声量が俳優さんだった(笑)。特に最後のコメントのところ!

一同:(笑)

主題歌の「ガーベラ」はどのように制作していったのですか?


鈴木:まず台本を開いたとき、まだ主題歌の欄が空欄だったんです。すぐに監督に「自分たちにやらせていただけないですか?」とアプローチして。いろいろと話すなか、「(主題歌を)ぜひお願いします」ということになり、撮影が終わったあとにトラックや楽曲を作り始めました。映画の世界観をもとにイメージしながら取り組み、メロディラインを入れるときは結構録り直しをしました。でも、メンバーの声が入ったらすごく印象が変わって、改めてグループ力を感じられてうれしかったです。

曲名はどのように決まったのですか?


鈴木:レコーディングしたその日にみんなで話し合いました。映画から連想して夕日や青春っぽいものだったら、色としてはオレンジかなという候補が出て。そこからオレンジ色のガーベラを連想したら、花言葉が「前進する」「希望」という、映画とすごくマッチする意味合いがあったので、これがすごくおしゃれだなと決まりました。

レコーディングはどのように行われたのですか?


山本:いつも自分のパートは自分で作詞するのが僕らのスタイルだったのですが、この曲は珍しくほかの人が歌うパートをブロックで分けて制作しました。だから、昂秀が歌うところのリリックを自分が作ったり、結構みんなでシャッフルして作っていきました。レコーディングのときにブースに入ったらまずマイクで仮に歌って、それからみんなでディスカッションしながら録っていたので、それこそ映画のような、みんなで何かを作っていくような形に近い感覚でした、偶然なんだけど(笑)。

神谷:確かに!

山本:ちょっと青春しちゃったかな(笑)。

神谷:楽しかったです!

では、最後に楽しみにしてくださっている方へメッセージをお願いします。


鈴木:映画の主題歌を今回MA55IVEで務めさせていただきました。「ガーベラ」は映画とすごく通ずる歌詞や意味合いがあり、たくさんの気持ちを込めた楽曲になっています。この曲を知ったことで映画を知ったという方も増えてくれるように、自分たちも「ガーベラ」をたくさんいろんなところで発信できるように頑張りますので、映画と「ガーベラ」ともに楽しんでいただけるとうれしいです。



MOVIE information
『ただ、あなたを理解したい』
2月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開
出演/鈴木昂秀、野村康太、新谷ゆづみ、森高愛、比嘉秀海、伊藤千由季、山本愛香、吉田晴登、城夢叶、高橋ひとみ
監督/碓井将大
脚本/鈴木裕那、渋谷未来
主題歌/MA55SIVE THE RAMPAGE「ガーベラ」(rhythm zone)
製作プロダクション/The icon/PIW.inc
配給/ギグリーボックス
https://tadaanata-movie.com/
©️BOKURANOFILM

RELEASE information

MA55IVE THE RAMPAGE
「ガーベラ」
▼Streaming/Download
https://ma55ive.lnk.to/20240221_Gerbera

photography_今野竹雄